ニュースレターノウハウ VOL.61

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感情表出は良いこと?悪いこと?

ニュースレターを作成させるコツとして”心理学”を学びながら、その手法をニュースレター作成に応用する方法を紹介しています。

心理学は、ニュースレター作成だけでなく、あらゆるところで役に立つ知識ですので、あなたのヒントになれば幸せです。


ニュースレターの記事を考える上で、記事の中身について考えたいと思います。

その記事の内容を客観的なものにするか主観的な表現にするかは、いろいろな意見の出るところですが、私は主観的に情報を発信しても良いと思っています。


テレビやラジオのニュース番組とは異なる媒体で、且つ、自社出版の情報誌であるからこそ、主観的に書けるというものです。

内容によっては、客観的に伝えなければならないこともありますが、読者が内容をおもしろがって読んでもらうには、主観性が必要です。


例えば、感情表出です。


日本という国は、この感情を表に出すということを嫌う風習があります。

あなたも経験があると思いますが、映画館で映画が面白いから笑ったり、あるいは、感動したからといっても涙を流すことに、抵抗がありませんか?

その感情表出を「許されない雰囲気」がありますよね。

そして、どうも人の目を気にして、我慢してしまうような心理が勝手に働いてしまいます。


笑いたいときに笑い、泣きたいときに泣けない。

コレが、日本の風習の良いところでもあり悪いところでもあります。


少し過激な例えですが、よく、金正日政権の北朝鮮では、人民は言いたいこともいえない。

言論の自由が封殺されて、北朝鮮の国民は可愛そうだ、などと言われます。

しかし、同じようなことが結局日本も存在するということです。


日本では、「人の目」とか「近所の目」というものが、我々を絶えず監視しているわけです。

ただ、そのことは社会的な風習なので、日本にいる限りは、無視するわけにはいきません。


そのことを別の意味でとらえれば、感情をどんどん表に出す習慣に乏しい日本人の記事は、どうしても客観的な表現ばかりになりがちです。

そこで、他社のニュースレターには無い、感情を共感させる記事を書くことで、読者のファンが増えるということです。


ただし注意しておいてほしいのは、感情を表に出すことと感情をコントロールできないことは違うということです。

社会性のあるあなたの記事ですので、感情の赴くまま非常識な感情表現をすることはマイナスです。


ここでの感情表現は、あくまで読者と感情を共有するということです。


たとえば、幼い頃に母親から貰った無償の愛情に感謝することや、大切にしていたペットの死の悲しさなどは、素直に表現してニュースレターの記事として読者に十分共感してもらえます。


以前にも話しましたが、人の記憶は感情移入されたものほど、長く留まります。

そしてその時の読者の印象が、そのままあなたのイメージになります。

読者が共感したら、あなたのことを好きになってくれるでしょう。

ニュースレターでファンを増やすには、日頃から感情をうまく表現する練習をしてくださいね。

 

 

木曽

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