ニュースレターノウハウ VOL.67
チャンスを逃さない習慣
ニュースレターを作成させるコツとして”心理学”を学びながら、その手法をニュースレター作成に応用する方法を紹介しています。
心理学は、ニュースレター作成だけでなく、あらゆるところで役に立つ知識ですので、あなたのヒントになれば幸せです。
今回は、チャンスを逃さない習慣についてです。
チャンスが訪れても、チャンスをつかめない人がいます。
また一方で、少ないチャンスを確実にものにできる人もいます。
この両者は何が違うのでしょう。
まずは、チャンスが訪れてもそれを逃してしまう人の心理を考えみましょう。
この場合、はた目から見た「絶好のチャンス」は、本人にとっては「想像を絶するプレッシャーに負けてしまう状態」なのだと思います。
「絶好のチャンス」であればあるほど、「このチャンスを手にすれば・・・」とか「このチャンスを逃してしまうと・・・」とか余計な「雑念」が、次々と頭に浮かんできます。
雑念、不安、プレッシャー。
これらは全て「集中」を妨げる要素です。
そのため、普通の人は「絶好のチャンス」に望んでも集中できるはずもなく、雑念に振り回されて、プレッシャーに押しつぶされて、結局失敗してしまう・・・わけです。
では、雑念に惑わされず、プレッシャーに押しつぶされず、圧倒的な集中力を発揮して、「チャンス」をものにするにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、十分な訓練(練習、下準備)を積んでおく以外にないでしょう。
あなたは、自転車に乗れ始めた頃の記憶はありますか?
私は、小学2年生くらいに補助輪を外して自転車に乗っていた時の練習風景を、今でも覚えています。
何度も何度も転倒して体中あざを作りながら、ある時フッと乗れるようになりました。
あの時の爽快感を今でも思い出すことができます。
乗れるまでは、いろいろと子供なりに考えましたが、失敗を繰り返して頭で考えている間は、なかなか思うようにできません。
3日目くらいだったか、その辺りは記憶が無いのですが、ある日にフッと乗れたのです。
乗れるようになる前はプレッシャーで、足をペダルにおいて走り出すのが怖くて、転倒したらどうしようとか考えていました。
しかし乗れてからは、それまでのプレッシャーが嘘のように消えました。
そして今では、当たり前ですが自転車に乗るのにいちいち考えたりはしません。
自転車に乗るのが楽しいくらいです。
この心理は、多くのことで共通するのではないでしょうか?
例えば、営業マンが売上を作っていく過程で起きる心理状態やスポーツ選手が技術を習得するまでの心理などと同じだと思います。
要するに、それまでに多くの失敗や試行錯誤をした中で自信が生まれ、最後は楽しくなるのだと思います。
また、それを維持する為には、最低限、現状の能力を退化させない訓練の習慣化も必要になります。
その道のプロとしてビジネスを行うためには、最低限の能力の維持は必要です。
その役割としてニュースレターの制作を役立てていただきたいと思っています。
ニュースレター記事を考える過程で、必ず知識の吸収や新しいことの発見が生まれます。
実はそれが、ニュースレターを発行する目的の重要な1つなのです。
お客様との信頼関係を構築する過程での必須要素が自己成長なのではないでしょうか。
木曽




